分节阅读 10(1 / 1)

恋空 佚名 4556 字 3个月前

した顔を見せたお父さん。 すぐ顔を戻し冷静な態度で話し始めた。

「産むって言っても簡単なことじゃない。 二人はまだ学生だし産む費用はどうする? 育てられるのか?」

「学校やめて働きます。幸せにします。お 願いします…」

ヒロは突然立ち上がり 頭を下げた。

お父さんは黙り続け、 それ以上言葉を発することはなかった。

肩を落とし、 二人はため息をつきながら部屋へと戻る。

「とりあえず今日は帰るな」

「ごめんね…」

「俺はぜってぇ諦めねーよ。赤ちゃん産ま せてみせる。美嘉もそれぐらいの決意ある よな?」

「…うん!!」

「じゃあな!」

ヒロは一旦玄関のドアを開けたが 何かを思い出したように足を止め戻って来 る。

「どしたの??」

「忘れ物した」 玄関の回りを見渡すヒロ

親がいないのを確認して美嘉の頭の後ろに 手を回し顔を引き寄せ 唇にキスをして帰って行った。

次の日 つわりが悪化。

学校を休もうと思いヒロにメールを送る。

《グアイワルイヨォ↓》

《ガッコウヤスムネ!》 結局返事は

来なかった。

それから三日間 学校を休んだ。

体重は 4 ㎏減…。 痩せた理由は

つわりで食欲がなかったせいもある。

それともう一つ。

もう四日も ヒロからの連絡がない。

メールをしても返事は来ないし、 電話をしても留守番電話ばかり。

赤ちゃん産むこと反対されたから 呆れられちゃったのかな…。

夜中の二時。

いつもなら 寝ている時間。

居間から聞こえる話し声で目が覚めた。 お父さんとお母さん

こんな夜中に 何話してるの??

そっと 居間のドアを開く。

!?!? ヒロがいる。

夢…?

ほっぺをつねってみた。痛い。 夢じゃない。

明るい茶髪も黒く染められていて、 いつも耳にたくさんつけているシルバーピ アスは一つもない。

だけどあの後ろ姿は… ヒロだ。

なんでこんな夜中 にヒロがいるの?

ヒロは正座をして

お父さんとお母さんに向かって頭を下げて いる。

「お願いします」 三人の会話に

そっと耳をすませた。

「反対だ。」 厳しい顔で答える

お父さん。

「必ず幸せにします。産んで欲しいんです」

「毎日来ても、反対の気持ちは変わらない」

「本気です。頑張って働くのでお願いしま す…」

お母さんが頭を下げるヒロを見て 困った顔をしている。

お父さんは変わらず 厳しい表情。

「今美嘉に学校やめさせるわけにはいかな い。弘樹君の親もそうだろう」

「明日もあさってもいいって言われるまで 俺は毎日ここに来ます」

走って部屋に戻り、 ベッドに飛び込んだ。

ヒロは… ヒロは毎日家に来て赤ちゃんを産むことを お父さんとお母さんに頼んでくれてたん だ。

だから連絡する暇なかったの??

人に頭下げるのが大嫌いなヒロが、 ピアスをはずして髪も黒くして… お願いしてた。

寝ながらお腹に両手を当てて 強く強く誓う。

「絶対ヒロとの赤ちゃん産んでみせるよ…」

しばらくたって、 玄関からドアが開く音が聞こえた。

「おじゃましました」 ヒロが

家を出たみたい。

窓の外には、 ヒロの後ろ姿が見える。

「…ヒロー!!」 窓を開けて大声で叫ぶとヒロは振り返り手

を振りながら窓のほうに向かって走ってき た。

「調子大丈夫か?連絡できなくてごめん な」

白い息を吐きながら 心配するヒロ。

「髪染めたの??」 ヒロの黒髪に

手を伸ばす。

「あぁ~イメチェン。似合うか?」

「似合うよ!ヒロ、なんでここにいる の??」

本当は知っている。 だけどわざと知らないフリをしてみた。

「この近くにダチいるから。今そいつと遊 んでた…偶然だな」

ヒロの嘘つき。 全部知ってるんだから…

外に出て 今すぐヒロを抱きしめてあげたいよ。

ヒロは美嘉が寂しくないようにとずっと窓 ごしで話をしてくれた。

ヒロの頭の上に 雪が積もり始める…。

「頭に雪積もってるよ~!!」

「いい男がだいなしだ~なんてな」

ねぇヒロ 気付いてる?

今すごく悲しい顔して 笑ってるよ…。

「お前ほっぺ赤いぞ。体冷やすなよ?」

「ヒロのほうが赤いよっ!!」 ヒロのほっぺに

そっと両手を当てた。

「お前の手あったけぇ」

ヒロは美嘉の両手を取り手の平をじっと見 つめている。

「…どうしたの??」

「ちっちぇ~手だな。俺の手の半分くらい じゃねぇ?こんなちっちぇ~手で母親にな れるんだからすげぇよな。美嘉ならいい母 親になれるな!」

そう言ったヒロの顔が なぜかすごく大人びて見えた。

今まで 見たことのない表情。

これから美嘉はお母さんになり、 ヒロはお父さんになるんだね。

次の日の朝、 学校から電話があった。

これ以上休むと 単位がやばいらしい。

しばらく休むつもりだったのに… しぶしぶ学校へ向かう。 玄関で靴を履きかえ

目をこすりながら教室に入る。

「おっは?」

…??だ。

「おはよ~グルト??」

…????も一緒か。

そういえば????と??は付き合ってたんだ。 いろいろありすぎて

忘れてた。

遊び人の????だけど ??とは続いているみたい

喧嘩はよくしてるけど、なんだかんだで仲 良し。

この二人は妊娠のことなど知るはずもな い…。

「美嘉~具合大丈夫?」

「風邪でずっと休んでたみたいだもんな。 ヒロも学校来てなかったぞ!」

二人に心配をかけないために、 カバンを振り回しながら答える美嘉。

「もう風邪治ったし元気だよ~ん!!」

「それなら良かったぁ~?もーすぐクリス マスだね!美嘉予定は?!」

??の問いに忘れかけていたクリスマスが近 いことを思い出した。

「どうせあれだろ、ヒロとラブラブだ ろ~!」

ニヤニヤしながら 冷やかす????。

??は美嘉の返事を待たずに話し続ける。

「プレゼント買った?」

「えっ、まだ何も…」

「やっぱヒロとラブラブかよ~ちきしょう め~」

「あんたにはあたしがいるでしょ!」

??は????に 蹴りをいれた。

「痛ぇ~俺泣いちゃうよ!?」

「マジキモいし(笑)勝手に泣いてろ!」 泣きマネをする????に??はチョップをし

二人は夫婦漫才をしながらラブラブで去っ て行った。

なんだったんだろう…。 のろけかい!!

クリスマスプレゼント…考えてなかったな ぁ。

ぼーっと考えている時、背後から声をかけ られた

「美~嘉?何ボ~っとしてんの!?」 ??だ。

考え事をしていただけに普段より驚いてし まう。

「あっ、??!!今ね、クリスマスについて考 えてたの!!」

「クリスマス?あ~、もうちょっとだもん ね?彼氏いない??には無縁だわぁ(笑)何か あった?」

「クリスマスプレゼントどうしようかなっ て思ってたの!!」

「ヒロ君にあげるの?…う~ん、美嘉今日 暇?街に出て探さない?」

「えっ、いいの??」

「困った時はお互い様だよ???暇人だし ね!」

「??ちんありがと?マジで大好きっっ!!」

??のナイスな提案。 放課後、

美嘉と??は列車に乗り街へ向かった。

街はイルミネーションが宝石みたいにキラ キラしていて、 たくさんのカップルが幸せそうにしてい る。

二人は

小物 shop に入った。

「??これどうかな??」

「ちょっと派手かも!?でもカワイイ~?」 店内に鳴り響くクリスマスソングに負けな

いくらいの大声で騒いでいた。

??も一生懸命 探してくれている。

「ちょっと来てぇ!」

??に呼ばれて行った場所は香水売り場。

「香水はどう?ヒロ君を美嘉の香りに染め ちゃえ?」

「それいいかもっ!!」 たくさんある種類の中から香水を選ぶ。

「ねーねー、これどうかな??」

“人気 no.1”と書かれている香水を手に取 り、

??に見せた。

「no.1 より美嘉がヒロ君に似合うと思っ た香りを選んであげたほうが喜ぶと思う な!」

「…うん、ヒロに似合うの選ぶ!!」

一時間ほど選んだ結果、“スカルプチャー” と言う名前の、 ほんのり甘くて男らしい香りの香水を買っ た。

これが一番 ヒロに似合う香りだと思ったんだ!!

プレゼントも無事買えたし、 一安心しながら??とご飯でも食べようと外 を歩いていた時だった。

「あれ…ヒロ君じゃない?」

「えっ、どこ!?」 ??の指さした方向を見る

まさにヒロだ。

知らない女の人と 話している。

何か もめている感じ…。

ヒロのマフラーを強引に引っ張る女。 その女を睨むヒロ。

「何あれ!美嘉ヒロ君のとこに行きなよ! ほら行こう!?」

歩き出す??の腕を掴み 引き止めた。

「大丈夫、ヒロのこと信じてるから…」

夜遅いのもあり、 心配してくれていた??とはそのまま別れ た。

帰り道… ヒロが女の子と話していた映像が幾度とな く頭に浮かぶ。

大丈夫。 信じてるから…。

家に帰り すぐにヒロにメールを送信した。

???????

送信 12 月 21 日 20:58

《イマナニシテル》

??????????

受信 12 月 21 日 21:05

《イマイエツイタ?》

???????

送信 12 月 21 日 21:11

《ユカトマチイッタ》

??????????

受信 12 月 21 日 21:15

《オレモ?ナカマ!》

???????

送信 12 月 21 日 21:58

《ウン、ナカマ☆》

しばらくして p メールではなく

p メール dx というロングメールが届いた。

??????????

dx 受信 12 月 21 日 22:38

《俺???と街行って偶然元カノに会った。話 かけんなつったらあいつ??て美嘉に会いに 行くとか言い出した。口だけだろーけどこ れからは俺の近くにいろ!》

良かった。 聞く前に答えてく