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恋空 佚名 4780 字 3个月前

心配かけるから言わないほうがいいよね…。

「いや、大丈夫だよ…」

「美嘉に謝れや」 ヒロは持ってたかばんを咲に投げつけた。

「ごめん…でも…」

「でもなんだよ?」

「はぁ?俺はてめぇなんかもう好きじゃね

ーよ。二度と関わるなっつっただろ」

泣き出す咲。

「ヒロ…美嘉は大丈夫…」

「…ごめん」

咲は ひたすら謝り続ける。

さっきまですごい迫力で突っ掛かって来て たのに…

今体を小さくして 謝っている。

恋の力って すごいなぁ…。

こんな状況の中で 少し感心していた。

「そー言えばてめぇ写真のネガどうし た?」

「…家にある」

「それ焼けよ?バラまいたらどうなるかわ かってんだろ」

「…わかった」

「本当はブッ殺してぇけど美嘉が許すって 言ってっからやめとく。俺は一生許さねぇ けどな」

「…はい」

「あたしまだヒロの事好きで…」

「わかったらどっか行け。二度と俺らに関 わるなよ」

ヒロが冷たく言い放つと咲はとぼとぼと帰 って行った。

ちょっと可哀相にさえ思えてしまう。 でも…

美嘉も たくさん傷つけられたよ

一生消えない傷を つけられた。

放心状態のまま咲が帰って行く姿を見つめ ていた

「美嘉?大丈夫か?」 ヒロに呼ばれる声で

ハッと目覚める。

「ん?うん大丈夫!!」

「俺のせいでごめん…」

「謝らないでよっ。さっきのヒロかっこ良 かったよ!!ヒロって美嘉がピンチになった らいつも助けてくれるね。スーパーマンみ たいだね!!これからも助けてね!!」

「まかせろ。ってかマジでカワイイし。そ んなカワイイ事言うなって!」

ヒロは美嘉の頭をくしゃくしゃと撫でて、 ぎゅっと抱きしめた。

「…お前もカッコ良かったぞ!」

「へ??何が?」

「ヒロを好きな気持ちは負けない~ってや つ」

「え~っ!!聞こえてたの!?」

「ちょうど見つけた時だったから~聞こえ た!」

「や~もう恥ずかしいし!!最悪!!」 ヒロの胸からパッと離れて背を向ける美

嘉。

ヒロは美嘉の手を引っ張り自分の巻いてい たマフラーの片方を美嘉の首に巻いて耳元 でささやいた

「いや、マジで嬉しかったから。ふざけた ように言ったけど、すげぇ嬉しかった。あ りがとな」

恥ずかしい。 でもすごい嬉しかった。

でも強がりな美嘉はなかなか素直になれな い…。

「ふ~んだ!!なんかお腹痛いし疲れちゃっ た。今日は帰ろうかなっ」

ヒロは何も答えない。 話をそらしたから、

怒っちゃったかな?

「…ヒロ??」 ヒロの顔を覗き込むと、ヒロは真面目な顔

で言った。

「かけおちしねぇ?」

「えっ?かけおち!?冗談でしょ?」 首を横に振るヒロ。

本気のようだ。

「かかかかけおち~!?!?」

「おぅ!」

「かけおちってあのドラマとかでやってる 不倫してる人達がやるやつ????」

動揺を隠せない。 だってかけおちって…。

「それ。かけおちって言い方はおおげさか もしんねぇけどな」

「冗談やめてよ!!!」

「冗談じゃねぇよ。俺本気だから。美嘉の 両親は子供産むの反対じゃん?でもやっぱ り産んでもらいてぇからさ」

「で…でもどこに?お金ないよ??」

「どうすっかな。じゃあとりあえず????ん ち?」

????んちかい!! 心の中で

軽く突っ込みを入れた。

「だってそんないきなり行っても大丈夫な のっ?????んちだって親とかいるしょ!!」

「あいつんち親共働きだから多分大丈夫だ わ」

「離れたら、美嘉の両親も考え直してくれ るかもしれねぇしな。俺はぶっちゃけ美嘉 といたいんだけどな!あ、ちょっと待って ろ。」

ヒロはポケットから phs を取り出し、 誰かに電話をかけ始めた

『おぅ。今何してんの?あ、マジかよ。近 いうちお前んち行っていい?もちろん美嘉 と!かけおち!』

内容から察するに、 電話の相手は????だ。

ヒロは一分もしないうちに電話を切った。

「????はいつでも ok だって!どうする?」

「とりあえず制服はまずくないっ??用意 なんもしてないし…」

「今日は帰るか?明日の朝迎えに行くか ら!体冷やすなよ」

ヒロは自分のマフラーを美嘉にぐるぐると 巻き付け唇にキスをした。

「足りな~い!!」 わざといじけたフリをしその場に座り込ん

で下を向く。

「わがまま娘~赤ちゃんに笑われんぞ!仕 方ねぇな~」

ヒロも座り込み、 下から顔を覗き込んだ。

ヒロと目が合う。 でもヒロはなかなかキスをしてくれない…。

「えっ…じゃあ行っちゃう~??」

「チュゥしてくんないの??」

「しようと思ったけど、や~めた!明日ま で楽しみにとって置くわ」

ヒロは美嘉の唇に指をなぞらせ、 両手を引いて体を起こす

「ヒロのケチ~!!い~だ!!もう帰るもん!」

「怒るなガキ!明日たくさんしようぜ~ま た明日な!」

用意をするため、 この日は早い時間に家へ帰った。

かけおちと言うか プチ家出と言うか…

服や化粧品をできるだけカバンにつめる。 親とは会話をせず、

今日起こった映画のような出来事を思い出 しながら眠りについた。

まだ朝日が昇らないうちに起き、 親に置き手紙を書いた。

【お父さんお母さん。美嘉はしばらく帰り ません。心配しないで下さい】

そっと居間のテーブルに置き、 お腹の調子が悪かったので薬箱から正露薬 を取り出して、 昨日ヒロから借りたマフラーを巻き音をた てないよう家を出た。

は白い息を吐き出しながら小さいカバンを 一つ持って玄関の前に立っているヒロ。

「メリクリー?」

「いや、まだ今日はイブだから!でかい荷 物持ちやがって~」

ヒロは美嘉の持っていた大きな荷物を左手 でひょいと持ち上げる。

「重いからいいよぉ~…!!」

「うるせ~って!お前は俺の手握ってれば それでいんだよ」

そして右手で美嘉の手を取りコートのポケ ットの中に強引に入れ、 二人でゆっくり歩きながら????の家へと向 かった

?????????

到着。

「勝手にどうぞー?」 インターホンから聞こえる????の声。 勝手に入り????の部屋のドアを開けた時…

「美嘉ぁ~ヒロ君~おはよ~?」 ??がベッドの上で

くつろいでいる。

「えっ???!なんでこんな朝早くに????の 部屋にいるの??!しかもくつろいでる し!!」

「今日から冬休みだし昨日からお泊り?二 人でかけおちしたんだって?なんかあった のぉ?」

実は今妊娠していて、 美嘉の両親に産むことを反対されてるから 家出した…

なんて言えるはずがない

ヒロは困っていた美嘉を押し退け、 口を開いた。

「俺が美嘉を奪って来たんだわ。美嘉とず っと一緒にいたいからな!」

「ヒロ君やるねぇ?」 冷やかしたような顔でヒロの背中を叩く?

?。

暇だったので、 四人で近くのゲームセンターへ行くことに した。

「ね~四人でプリクラ撮らない?」 ??の提案に

美嘉のテンションが上がる。

「いいねぇ!!」 四人で機械に入り何回か撮影をし、

プリクラは完成。

「プリクラ出て来た~?わけよう!!」 出来立てのプリクラを

??に手渡した。

「俺に一枚くれ!今 phs の裏に貼るから!」 ????が??の手からプリクラを一枚奪う。

「美嘉も貼る~!!」

「じゃああたしもぉ?」

「ヒロも貼れよ!」

????がヒロにすすめる。

「俺はいい。恥ずかしいし!」

「え~ヒロ貼らないの??ガーン」 おそろいになると思ったのに。

残念。

そして夜…。 近くのスーパーでクリスマスケーキや夕

飯、シャンパンやワイン、クラッカーなど を買い????の家に帰った。

「みなさんの幸せを祈って乾杯~!」 ????の乾杯の音頭で四人のクリスマスイブ

パーティーは始まる。

ヒロと????と??は お酒を飲んでいる。 まだ未成年なのに!!

なぜか美嘉だけは ワインに似せたグレープジュース…。

お酒が苦手なせいもある それともう一つ。

「酒は飲むな。お前は今一人の体じゃない んだから」

さっきヒロが耳元でこう呟いたからだ。

酔ったのか、 目の前でイチャつく??と????。

「ひざ枕~」 まるで二人に勝負でもするかのようにヒロ

は甘えた表情で美嘉のひざにコロンと横に なった。

「ヒロ~よしよし?」 ヒロのやわらかい髪を

そっと撫でる。

いつもなら子供扱いすると怒られるけれど 今日は酔っているのか子供みたいに甘えて くるヒロがとても愛しい…。

ヒロは嬉しそうに、 ひざ枕で寝ていた。

その時…

「じゃじゃ~ん?実は????君にプレゼント がありまーす?」

??は突然立ち上がり カバンから可愛くラッピングされたプレゼ ントを取り出し????に渡した。

「お~サンキュ?わりぃ俺なんも買ってね ぇや」

両手を顔の前につけて 謝る????。

「ありえない~」

「そのかわり、俺のキッスをプレゼントす っから~?」

「最低~キモい!いらない!」 ラブラブな二人を横目に美嘉もカバンから

プレゼントを取り出した。

膝枕でうとうとしているヒロに小さい声で 呟く。

「美嘉もヒロにプレゼントあるんだよ っ!!」

「…………マジで!?」 ヒロは目をこすりながらがばっと起き上が

った。

「うん、本当だよ。はいこれ!!」

プレゼントを手渡す。 ヒロはそのプレゼントを受け取り、

とびきりの笑顔を見せた

「たいした物じゃないけど…」 ヒロは申し訳なさそうに言う美嘉のほっぺ

を、 指でつまむ。

「何言ってんだよ。美嘉から貰えたら例え ゴミでも嬉しいから!」

プレゼント買って 良かった!!

するとヒロはカバンからピンク色の小さな 袋を取り出し、 美嘉に向かって差し出している。

「…ん??」

「俺もある。美嘉に」 え!?ヒロが美嘉に??信じられないし!!

「あ…りがと…」

あまりにびっくりしすぎて、 言葉がつまってしまう。

「ヒロ君優しぃ~?それに比べて????は…」 ??が羨ましそうに見ている。

「近々買ってやっから。許せ!」

「も~しょうがない」 なんだかんだで

この二人はうまくいっているみたい…。

「開けていいか!?」 ヒロの問いに人指し指と親指で丸を作る美

嘉。

?????? ヒロがラッピングをあけている… 喜んでくれるかなぁ…?

「香水?マジで嬉しい!さっそ