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恋空 佚名 4756 字 4个月前

身を乗り出す。

「そう、俺と?????と????と美嘉と優さんと ??さん。美嘉が呼びたいなら??も呼んでい いし。帰りは近くの温泉に一泊しようって 話?」

「え~行きたいっ!!」

「よしっ、じゃあ計画立てとくから楽しみ にしとけ?」

遊園地に温泉…。 大嫌いな勉強も旅行のことを考えると頑張

れる。

友達と旅行に行くなんて初めてだし!!

計画は着々と進み、 ゴールデンウィークに入た。

旅行前日 わくわくしながら

化粧品や服を大きめのかばんに詰める。

あまりに楽しみで寝付けないまま朝が来 た。

「お母さん~今日遊園地行ってくるから ぁ。泊まりで!!」

朝ご飯を食べながら さりげなく言う。

「あら、気をつけて行きなさいよ」 お母さんは外泊くらいは慣れてしまったみ

たい。

高校に入ったばかりの頃は、 泊まるなら連絡をちょうだいだとか門限は

9 時だとかうるさかったのに…

「行ってきま~す!!」 テーブルに置いてあったオレンジジュース

を一口飲み家を出た。

まだ夏前なので 涼しい風が少しだけ肌寒く感じる。

しかし、 眩しく照り付ける太陽がもうすぐ来る夏を 予感させていた。

家の前には二台の車。

前には白い車 後ろにはシルバーの車。

何も考えず シルバーの車に乗り込んだ。

運転手は??ちゃん。 そして助手席には??。

「ごめん二人の邪魔しちゃって…」 後ろに乗り申し訳なさそうに頭を下げる美

嘉。

「邪魔じゃないって!?????達がたまたま優 の車に乗っただけだよ~」

「そうだよぉ!気にしないの?」 優が運転する車はクラクションを鳴らし、

動き始めた。

それに続き ??ちゃんの運転する車が後をつける。

遠い道のりを走り、

2時間くらいで遊園地に到着し車を降り た。

「お~美嘉ちゃんおはよ~!」 美嘉の頭を

くしゃっと撫でる優。

「優さんおはよっ!!」 美嘉はペコッと

頭を下げた。

そんな二人を見て ????と???と?????がニヤニヤと笑ってい る。

美嘉はその視線に気付き三人に向かって舌 を出した。

ゴールデンウィークなだけあって、 遊園地は人!人! どこも人だらけ!!

「ありえね~この混みかた」

「並びすぎぃ~」 ?????と??が汗を流しながら

イライラしている様子。

「ゴールデンウィークやししゃーないな ぁ!」

優はそんな二人を なだめるように言った。

「私あれ乗りた~い?」 ????が指をさしたのは、“ハリケーン”と言

う名のジェットコースター。

「俺絶叫系苦手なんだけど!」 ???の顔色が変わる。

「美嘉もぉ……」

「大丈夫?そんなに怖くないって!」

…大丈夫、そんな怖くないって! ????の言葉を信用したのは大きな間違いだ

った。

「ねぇ、本当大丈夫?!やばそうだよね!?」

絶叫系が嫌いだと言っていた???に 同意を求める。

???は青ざめた顔をしてもはや美嘉の声な ど聞こえていないようだ。

そんなことをしているうちに順番が来た。 真ん中あたりの席に座り安全バーを降ろ

す。

ピーッとなる笛の音と共にジェットコース ターは動き出した。

????????????…

ゆっくりと上がる音が 怖さを増す。

高所恐怖症の美嘉はこの状況から現実逃避 をするため目をぎゅっと閉じるしかなかっ た。

頂上が 近付いている予感…。

一瞬止まり、 体がふわっと浮いたようになった瞬間ジェ ットコースターは一気に下降。

「最高~?」

「イェーイ!」

「楽しい~!」

優と?????と????の楽しそうな声が聞こえ る。

「ギャアァァァ!」

「うぉ~!」

??と??ちゃんの 叫び声も聞こえる。

美嘉はあまりの恐怖に 声すら出せずにいた。

???の声も聞こえないと言うことは、 きっと同じ状態だろう。

ジェットコースターが一回転した時には、 意識がなくなったか…と思うほどの衝撃。

終わって元の位置に戻った時には半分失神 状態で

????にもたれながら立ち上がったのだけは 覚えている。

「美嘉と???大丈夫?」

「無理させちゃってごめん~…」

?????と????が心配そうに顔を覗き込む。

「美嘉は大丈夫!!???は??」

「俺もどうにか…」 寝不足でジェットコースターに乗ったため

気分が悪い。

少し休みたい… しかし来たばかりで言いにくい雰囲気。

再び列になって ぞろぞろと歩き出す。

次に並んだのは お化け屋敷だ。

ジェットコースターも苦手だけど、 お化け屋敷も苦手。

遊園地はむいていないのかもしれない…。

????と?????と???の三人が先に入って行 く。

次は美嘉と??と優と??ちゃんの四人だ。 そして順番が来る。 中は真っ暗で遠くにはぼんやりとした光。 それにくわえ

不気味な音楽。

遠くでは????達の叫び声が聞こえる。

その時… いきなり天井から骸骨みたいな物が

転がってきた。

「キャー怖いー!」 高い声で叫びながら??ちゃんに抱き付く?

?。

美嘉は足が震えてその場を動けなかった。 ??のように女の子らしく怖がる余裕はな

い…。

次々に出てくる仕掛け。恐怖のあまり 泣いてしまった。

「大丈夫か?」 優が隣で

声をかけてくれる。

歩くのが遅かったのせいか、 ??と??ちゃんは先に行ってしまったみた い。

「全然平気だもん……」

心配をかけないようにと平気なふりをした が、 震える体はその言葉が嘘だということを証 明している。

「掴まってええで!」

優のシャツのすそを ぎゅっと握った。

こんな時普通なら 手を握ったりするのかな

でも、 なんとなく繋げない。

これってまだ、 あの人を忘れられてない証拠なのかなぁ。

未練たらしい女………。

優が美嘉の想いに気付いてくれたのかはわ からないが、 何も言わずに前を歩いていてくれた。

ゴールの光が見えた時、掴んでいたそでを パッと離した。

掴んだ部分が少し伸びてしまっている。

「優さんありがとぉ…」

「なんもやって。気にせんときぃ!」

お化け屋敷に入りテンションの上がった?? は、 ぴょんぴょんと跳びはねながら言った。

「次ぃ~バイキング乗ろうよ?」

バイキング。 船が左右に激しく揺れる乗り物。

…無理っ!! ただでさえ気分が悪いのにあんなのに乗っ たら吐くかも…。

でもせっかくの楽しい雰囲気を壊すわけに はいかない。

なるようになれ!!

開き直って歩き始めたその時…

「美嘉ちゃん借りてってえぇか?」 優が美嘉の手を引き、

みんなの輪から離れた。

「どうぞ~?」 ????と???と?????がニヤニヤしながら

見つめている。

優は美嘉を近くにあったベンチに座らせ、 いなくなってしまった。

わけがわからない状況に途方に暮れていた 時…

「おまたせ!」 優は冷たい缶ジュースを美嘉のほっぺにあ

て、 隣に腰を降ろした。

美嘉は缶ジュースを受け取り不思議な顔で 問う。

「あの………??」

「無理はあかんって。具合良くないんや ろ?」

「えっ、なんでわかったの?!」 優は驚く美嘉のおでこに手をピタッとあて

た。

さっきまで缶ジュースを持っていた優の手 はひんやりとして気持ち良い。

「熱はないみたいやな!顔色悪いからすぐ わかったで~」

みんな 気付いてなかったのに。

「……ありがと。優さんには助けられてばっ かりだねっ!!」

もらった缶ジュースを開け一口飲む。 気分の悪さが少しずつ消えてゆく気がし た。

優は自分のひざを 両手で叩く。

「横になってええよ!」

膝に寝るくらいなら いいよね。

優の膝にごろんと横になり下から顔を見上 げた。

「ってか普通逆だよね!美嘉が膝枕するほ うだよね!!」

「せやな!」

周りからは子供やカップルの楽しそうな笑 い声が聞こえる。

そんな中、 優の膝枕で寝ている。

なんか変な感じ。 優はひざの上に寝ている美嘉の目を

ジーッと見つめている。

「……ん??」

「茶色くて綺麗な目やな~と思って!」 褒められることに慣れてない美嘉は

慌てて言い返す。

「優さんのほうが茶色で綺麗だしっ!!」

「おだて上手や!美嘉ちゃんなんか時々寂 しそうな目する時あるよなぁ」

「寂しそうな目??」

「遠くを見るような…ほんま一瞬やけどた まにあるで!」

「自分じゃ気付かないけどなぁ……」

優に気持ちを見透かされているような気が して目をそらした。

優が話す言葉は、 一言一言が奥深い。

この人は今までどんな恋愛をして来たんだ ろう。

ちょっと気になる…。

気分も治り 再びみんなと合流。

日が落ちるまで存分に楽しみ 遊び疲れたところで温泉へ…。

部屋割りはもちろん 美嘉????????の女グループだ。

部屋に荷物を置き 浴衣に着替え夕飯を食べに行く。

お腹いっぱいになったところで 次はメインの温泉。

「お風呂行こ~?」 タオルを振り回す????。

「あたし昨日からアレで入れないんだぁ…」

「「残念~↓↓」」 ??を部屋に残し

二人はお風呂に向かった

脱衣所で恥ずかしげもなく服を脱ぐ。

「広い~!!」 お風呂は全部で五つ。

水風呂?泡がボコボコと出ている風呂?寝風 呂?薬湯風呂?露天風呂。

「露天風呂行こうか?」 子供みたいにはしゃぐ????を見て美嘉の気

持ちも高まり、 騒ぎながら露天風呂に入るため外に出た。

運よく露天風呂は美嘉と????だけ。

二人はお風呂へ 飛び込む。

「貸し切り~っ!!」 足をバシャバシャさせながら

大声を張り上げる美嘉。

「ねぇねぇ、隣男湯の露天風呂かな?なん か?????達の声聞こえない?」

二人は動きを止め 耳を澄ませた。

「???隠すなって」 ?????の声だ。

美嘉と????は顔を見合わせて笑う。

「ちょっ…タオル取んな!あ~優さんまでや めて下さいよ!」

???の声。

「誰も見てへんって!」 この関西弁は優。

そして大笑いしてるのがきっと??ちゃんの 声だ。

「あいつらバカだね~!でも楽しそうだね

?」

「仲良しだね!!」

「優さんも??ちゃんも年上ぶらないし話し やすい?あ~来て良かった!」

美嘉は 大きく頷いた。