分节阅读 18(1 / 1)

恋空 佚名 4716 字 3个月前

メール受信:ヒロ

ヒロから 返事が来た。

震える手で

受信 box を開く。

《ゴメン、ワカレヨウ》 電話を持っている手が

激しく震える。

ヒロに電話をかけた。

『留守番電話サービスです』 電話は

繋がらない。

メール返してくれたってことは、 電話も出れるはず。

なんで 出てくれないの…。

仕方なく

p メールを送信する。

《ナンデ??》 ヒロからは一分もたたずに返事が来た。

《クルシイ》

メールだけじゃ わからないよ。

気持ちも言いたいことも伝わらない。 何度も電話をかけてもずっと留守番電話の

ままなので連絡を取るのを諦めることにし た。

明日 教室まで会いに行く。

会ってちゃんと 話をしたいから。

その日の夜中の2時。

????????

突然の電話。 寝ぼけ半分で出る。

『ふぁい…もしもし』

『俺だけど…』 ガバっと起き上がる。

電話の相手はすぐにわかった。

『…ヒロ』

『おぅ。今窓から顔出せるか?』 布団から出て

窓を開けた。

ヒロが立っている。

「ヒロ…どうしたの?こんな時間に…」 ヒロは美嘉の寝癖をそっと触った。

「突然話したくなって…話せるか?」

「………今そっち行くから!!」 そーっと玄関から外に出てヒロのもとへ走

る。

「ヒロぉ‥‥‥」

外は静かで 車の音さえ聞こえない。

「こんな時間にごめん」

「美嘉ね、ヒロにちゃんと説明したくて…」

「説明しなくてもわかる。????から聞いた し、俺美嘉のこと信じてっから。誤解して ごめんな」

咳込みながら話すヒロの声が静まり返った 空間に響く。

「うん…」

「ずっと考えてた。俺美嘉が他の男とキス したのマジで悲しかった」

「……ごめん」

「別れたら楽になると思った。でも赤ちゃ んの写真見て…俺美嘉のことすげー好きだ し、やっぱり別れたくねぇよ…」

美嘉は涙ぐむヒロの手を握りしめた。

「美嘉も別れたくない……ごめんなさい…」 美嘉の唇を冷たい指でなぞるヒロ。

「…何回された?」

「えっ??」

「????に何回キスされた?」

「多分三回くらい…」

「じゃあ俺はその 10 倍の 30 回する」 そう言って

チュッと音をたてながら軽いキスを何度も した。

本当に 30 回キスをするとゆっくりと唇を 離し

美嘉の頭を自分の胸へと押し付けた。

「もう俺以外とはすんなよ?」

「…しないっ」

ヒロの胸があったかくて涙が溢れそうなの を必死で堪えていた。

今日は学校だ言うことも忘れ、 外が明るくなるまで話していた。

「もう朝になるね!!」 鳥の鳴き声に負けないよう大声を張り上げ

る。

「美嘉は帰って寝ろ。俺は多分寝れねぇか ら寝ないで学校行くわ」

「わかったぁ。ヒロ来てくれてありがと う!!」

「遅刻すんなよ!」

「ヒロもねっ?」

「おぅ。じゃあ今日学校でな!」 本当は

もっと一緒にいたい。

だけど…?

ヒロは美嘉の頭をポンと叩き帰って行く。 何度も振り向いて手を振ってくれていて…

姿が見えなくなるまで手を振り続けた。

一時間弱寝て 寝不足のせいで出来た目の下のクマをファ ンデーションで隠して学校に向かう。

「おはよぉ?」 教室に入ると同時に挨拶をしてきたのは??

だ。

「おはよ…」

??は????とのことをどこまで知っているの かな。

気が重い。

「????から~全部聞いたぁ!」 ??の言葉に美嘉の疑問は打ち砕かれた。

「…えっ??」

「キスのことも、????が美嘉を気になって たことも…」

「ごめん…」

「クリスマスイブの夜見ちゃった。????が 美嘉にキスしてる所。だから美嘉が悪くな いの知ってる!」

何か納得したような言い方で話し続ける? ?。

「昨日????と話した~今はあたしを好きっ て言ってくれたからもういいんだぁ!」

「……??ごめんね」

「気にすんなってぇ!それよりヒロ君とは どうなったの?????とケンカしたんでし ょ?」

??は美嘉の顔面を殴るマネをする。

「別れようって言われたぁ……」

「別れちゃったの?!」

「夜中にヒロが会いに来てくれて仲直りし たっ。朝まで話してたの!!今日も会う予定 なんだ?」

「なーんだ良かった?」

仲直りできた事はすごい嬉しい。 もうダメなのかと思ったから…。 別れそうになる時って、改めてその人の大

切さに気付くもんだね。

ヒロと別れそうになって絶対に離れたくな いと強く思ったんだ。

しかしその日一日、 ヒロから連絡は来なかった。

朝までずっと一緒にいてくれて寝てなかっ たから体壊しちゃったのかなぁ…。

それから一週間経っても連絡が来ることは なかった。

学校も 休んでいるみたい。

一週間前の朝、

「今日学校でな!」 って言って別れたのに…

体を乗り出す??に、 美嘉はさっきとは打って変わって明るい表 情で答えた。

第七章 後ろ姿

音信不通のまま一週間…

さすがに心配になり ??と一緒にヒロの教室へ行った。

「桜井弘樹君いますか~??」 教室中に響く二人の叫び声。

近くにいたスキンヘッドの男が返事をす る。

「あいつ休み~風邪かなんかで」

いつもなら休む日はメールくれるのに。 最後に会った時元気に笑って手振ってたの に…。

考え込む美嘉の姿を見て大袈裟に提案する ??。

「????に聞けばいいじゃん!」 ??に手を引かれ教室へと戻り、

????の席へと一直線に向かう。

「????ぅ!」

「おー」

????とはあの日以来ちょっと気まずい…。 ペコリと軽く頭を下げると????もペコリと

頭を下げ返した。

「ねーヒロ君なんで学校来ないの?」

「さぁ」

「仲直りしたんでしょ?!」

「したけど~」

??の問いに そっけなく答える????。

「風邪なの?」

「風邪じゃねぇよ」

「じゃあなんで?美嘉ヒロ君と一週間連絡 とれなくて心配してんだよ?」

??がイライラしたように言うと ????は下を向いて答えた

「知らねぇほうがいい」 意味深な言葉に

??が反応する。

「教えてよ!」

「どうしても知りてーなら放課後俺の後に ついて来て」

????の言葉に美嘉と??は唾をゴクリと飲 み、

顔を見合わせて頷いた。

授業になんか 集中出来るはずがない。

知らないほうがいいって何?

ヒロはなんで学校に来ないし連絡もくれな いの?風邪じゃないの?

知りたいような知りたくないような…。

放課後になり美嘉と??は????の後をついて 行った

到着したのは ヒロの家。

「行くぞ」 ????が

チャイムを押す。

??????? ドアを開けたのは

ヒロのお姉ちゃんの??さんだ。

「おー????。あれ、美嘉ちゃん久しぶり! 体大丈夫?」

「はい…」 元気なく答える。

今は何よりもヒロのことが気になるから…。

「ヒロ君のお姉さん!?超ヤンキーぢゃ ん!」

耳元で呟く??。

「でもいい人だよ…」

??の言葉が あまり耳に入らない。

??さんはヒロの部屋をちらっと見て 眉をしかめた。

「今あいつに会わないほうがいいよ」

????も??さんもなんで同じこと言うの…? ??は美嘉の腕を強引に組み??さんに向かっ

て言った。

「大丈夫です。覚悟はできてますから!」 なぜか足が震える。

…不安。

ヒロの部屋の中から聞こえる楽しそうな笑 い声は玄関まで響いている。

????が部屋のドアを開け美嘉と??はそれに 続いて部屋に入った。

ツーンと充満した香り… 部屋の中には

ヒロを含めた三人の男と一人の女の計四 人。

「…ヒロ??」 声をかけても

ヒロは全く振り向こうともしない。

美嘉は??に 耳打ちをした。

「みんな酔ってるよね…??」

??の顔色が変わる。

「こいつらちょっとおかしいよ…」

「おかしいって??」 ??の言葉を

理解することが出来ない

「この匂い…しかもみんなの目見たらおか しいのわかる」

確かに酔ってるにしてはおかしい。 お酒を飲んだ気配はない

それぞれうつろな目で変な方向を見てい る。

部屋中に散乱するビニール袋。

「蝶々がいる~蝶々~」 天井を見ながら

いつもより高い声で独り言を言っているヒ ロ。

何?? なんか怖い…。

体中に走る寒気。

美嘉と??は立ち尽くしたままその光景を見 ていると部屋のドアが開いた。

手招きする??さん。

二人は一回部屋から出ることにした。

「あれはなんですか?」 ??の問いに

??さんは冷静に答える。

「あれはシンナー」

「…シンナー??」 聞き慣れない単語に

美嘉は首を横に曲げた。

「いつからやってるんですか?」 裏返る??の声。

きっと同じ気持ち。

「弘樹は美嘉ちゃんと付き合い始めてから 一回もやってなかった。でも何日か前か ら…」

??さんの言葉に、 美嘉は根拠のない考えを思い浮かべてい た。

ヒロ、 もしかして美嘉と????がキスをしたことま だ許してないの??

再び部屋に戻ると、 さっきまで普通だった????もおかしくなっ ている

「????あんたまで何やってんの?!」 ??は????に駆け寄った。 そして美嘉もヒロのもとへ…。

ヒロのほっぺを指先でピシッと叩く。

「ヒロ?美嘉だよ。わかる??ちゃんとこ っちむいて!!」

上を向いたまま動かないヒロ。

「ヒロ…!!言いたいことあるなら言って よ!!そんなヒロ嫌い…」

その時一人の男が美嘉のほうに近づき、 ビニール袋を差し出して来た。

「気持ちいいよ~君もやりなよぉ~」

「やめてよっ!!」

袋を丸めて 床に投げ捨てた。

部屋に響く??の叫び声。 ????が??に馬乗りになり強引にシンナーを

吸わせている。

「…??!!」 立ち上がろうとした時、隣にいた金髪の男

が美嘉の頭を強い力でおさえ 口にビニール袋をあててきた。

男の力には勝てない。 鼻と口にビニールをあてられている。

何度か呼吸をしたあたりで視界がぼやけ… 覚えてるのは夢みたいにふわふわしてい

て、 気持ちが良かったこと。

でも