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恋空 佚名 4634 字 3个月前

ぇ?そ んなの表情に勝手に出るもんだからな!自 然でいい」

「そうだねっ!!」

美嘉はヒロの横顔を 自慢げに見つめていた。

「じゃあ撮りますよ~」 カメラマンが

四人にカメラを向ける。

「悪いんスけど写真撮る瞬間に、

【1+1 は~?】って聞くみたいに、

【この先何があってもずっと~?】って言 ってもらえませんか~?」

カメラマンに、 妙なことを頼む????。

カメラマンは嫌な顔一つせずに ok の合図。

????が集合をかけた。

「カメラマンが

【この先何があってもずっと~?】って言 ったらみんなこう答えろよ!」

????はその答えを 小さい声で耳打ちする。

その答えを聞いて、 みんなは笑って頷いた。

四人は横に並び、 それぞれの相手と手を繋ぐ。

美嘉はヒロと。 ??は????と。

そして繋いだ手を真っ直ぐ天井に向かって 伸ばした。

カメラマンがカメラを四人に向け、口を開 く。

「撮るよー!この先何があってもずっ と~?」

『『だーい好き!!』』 ????? 四人の声が揃った瞬間

フラッシュが光った。

【この先何があってもずっと、大好き…】 写真の中の四人は、

とても幸せそうな顔をしていた。

「みんな幸せそうに笑ってるねぇ…」

??の声で 現実の世界へと引き戻された。

??がどの写真を見て言っているのかわから ない。

だけど… きっと同じ写真を見ていたと思う。

「終わりなんだな↓」

???が寂しげな顔で ポツリと呟いた。

いつもみたいに バカみたいに笑おうよ。ねぇ…。

「式が始まるぞー出席番号順に廊下へ並 べ。」

教室で叫ぶ先生。 一旦アルバムを閉じて廊下に出た。

全員いるか確認し、 体育館へと向かう。

体育館にはたくさんの保護者が集まってい て、 一クラスずつ吹奏楽の演奏と共に担任の先 生を先頭に入場する。

イスの前に整列し先生の合図でイスに座っ た。

全クラスが入場し、 式が始まる。

練習は出なかったけど 式の流れはなんとなくわかる。

校長先生の挨拶。

「本日は卒業おめでとうございます。」 ありきたりな挨拶をはじめに、

長々と続く。

前に座っていた??が振り返り、 耳打ちをしてきた。

「あたしね、????に話かけてみようかと思 う。もう最後だしぃ…」

??は偉いね。 美嘉は勇気出ないよ。 最後だもんね…。

??は今??ちゃんと仲良しで、 それこそ悩みなんかないように見える。

だけどやっぱり人を好きになる気持ちや、 過去を引きずってしまう気持ちはみんな一 緒なんだね…

「いいと思う。頑張ってね!!」 ??は安心したように微笑み再び前を向い

た。

pta 会長の挨拶、祝辞。 式は

どんどん過ぎてゆく。

そして卒業証書授与。 中学とは違って、

一人ずつ台に上がり卒業証書を受け取るわ けではない。

担任が一人一人の名前を呼び その場に立ち上がる

そしてクラス代表の一人が証書を受けとる のだ。

うちのクラスの卒業証書授与が始まった。

名前を呼ばれた人から、立ってゆく。

????? ??? ???? ??

「田原美嘉」 マイクごしに

先生に呼ばれた名前。

「…………はい」 小さく返事をして

立ち上がった。

全員の名前を呼び終え、クラス代表が前に 出る。

????だ。 ????が代表だなんて…

かなり意外。

??は????の姿を 切なげな表情でじっと見つめている。

????が校長先生から卒業証書を受け取り、 戻ろうとした時…

「先生~三年間ありがとうございまし た~!」

????は大声でそう叫びながら担任に頭を下 げた。

生徒や保護者が ざわつく。

…そりゃそうだ。

卒業証書を受けとる時、叫んだ人なんて滅 多にいるはずがない。

????は何事もなかったように席へと戻っ た。

何を思ってそんなことをしたのかは よくわからない。

だけど…

きっと何か伝えたかったんだと思う。

“ありがとう” を伝えたかったんだよね…?

だから????は 代表になったのかな。

クラス全員が席についた時、 再び??が振り返った。

「あいつ相変わらずバカだね…」 ??の目には

涙がたまっている。 今にもこぼれ落ちそうだった。

卒業証書授与は、 ヒロのクラスへ進んだ。

「桜井弘樹」

「はい。」

懐かしいヒロの名前と ヒロの声。

聞けるのはこれが 最後かもしれない。

帽子をかぶったヒロの後ろ姿を見ては何度 も目をそらし、 それを何回も何回も続けていた。

全クラスの卒業証書授与が終わった瞬間、 体育館は突然真っ暗になり…

悲しい音楽と同時に 大きなスクリーンがゆっくりと降りてき た。

スクリーンには数々の写真や映像が流れ る。

入学式 宿泊研修 学校祭 体育祭。

修学旅行 調理実習

普通の授業風景。

スクリーンの中では、 みんなとても楽しそうに笑っている。

辛いことや苦しいことなんて誰だってある よね。

だけど一瞬でも笑えてたこと… 楽しかったこと… 感謝しなくちゃ。

ここに緊張しながら座っていた入学式。

不安と期待が入り混じって複雑な気持ちだ った。

高校生活、 平凡に楽しく過ごせればいいや!! そんなことを思っていたんだ。

この三年間たくさんのことがあったね。 とてもじゃないけど 平凡とは言えなかった高校生活。

だけど だけどね…

大好きな友達に会えた。ヒロに会えた。 初めて本気の恋をして、失う怖さを知った。 大好きな友達に支えられて、

仲間の大切さを知った。

ここでたくさん成長することができまし た。

…ありがとう。 本気にありがとう。

この学校に来て、 本当に良かった。

校歌斉唱の時には化粧は崩れ、 涙で歌うことが出来なかった。

三年前…

式は終わり退場。

入場と同様、 吹奏楽に合わせ担任の先生に続き出席番号 順に退場していく。

出席番号の早い号泣している???とすれ違 った時頭をコツンと叩かれた。

「バカ美嘉~泣きすぎ↑↑」

「……???こそ泣いてんじゃんっ!!」 通り過ぎる???に聞こえるよう大声で叫ぶ

と ???は振り向き自分の涙を拭いながら言っ た。

「うるせ↑ばーか↑」

退場する時は保護者席の間を通る。 その時ちょうど通路側に座っていたお父さ んに手紙を渡した。

実は昨日の夜、 家族に向けて手紙を書いたのだ。

卒業出来たのは家族の支えがあったから。 だけど今さら口でお礼を言うのはちょっと

気恥ずかしいものがある。

だから手紙を書いた。 いつ渡そうとか決めてはいなかったし、

渡すタイミングがあればその時に渡すつも りだったけど…

ちょうど退場するとき座ってる席を見つけ ることが出来たから…

今渡すことにした。

「これ、手紙書いたから!!」

お父さんとお母さんから目をそらしながら 手紙を渡し、 返事を待たずに教室へと歩き出した。

【お父さん?お母さん?お姉ちゃんへ。 美嘉はやっと卒業することができました。 お父さん…学校送り迎えしてくれてありが とう!お母さん…毎日お弁当作ってくれてあ りがとう!お姉ちゃん…悩んだ時話聞いてく れてありがとう!みんなに支えられて無事 卒業することができました。 感謝しています!

みんな大好き?美嘉】

あの手紙を読みながら、どんな顔するか な…?

高校に入って 反抗期の時もあった。

毎日喧嘩したりした時もあったけど… 本当に感謝してるよ。

そんな事を考えながら、教室に戻り席に着 いた。

先生が来て、 ざわめいた教室は一気に静かになる。

「これから一人一人に卒業証書手渡すか ら、呼ばれたら前に出て来い。」

さっき????が代表で受け取った卒業証書 が、

一人ずつに手渡されていく。

先生は生徒一人一人に何か言葉をかけ、 証書を手渡していった。

「次は、美嘉。」

席を立ち 教卓の前へ行く。

「美嘉は頑張りやさんだったな。辛いこと もあったと思うが、よく頑張った。大学に 行っても頑張るんだぞ。卒業おめでとう。」

先生は美嘉の頭をポンッと叩き、 卒業証書を差し出した。

卒業証書を 先生の手から受け取る。

「先生、三年間あ…りがとうごじゃいまし た…」

涙と鼻水で顔も声もぐちゃぐちゃだ。 中学校の卒業式も泣いたけど…

ここまでは泣かなかったなぁ。

卒業証書がクラス全員の手に渡った時、 先生は言った。

「チャイム鳴るまで自由にしてていいぞ。 他のクラスにも行っていいし」

廊下が 一気にうるさくなる。

みんな他のクラスに移動して写真を撮った りしているみたいだ。

「メッセージ書いて?」 ????が卒業アルバムの最後にある白いペー

ジを 開いて差し出した。

「あっ、????も書いてぇ!!」

机の中からアルバムを取り出し、 ????と同様白いページを開いて????に差し 出す。

ペンを出し、 メッセージを書いた。

【????、卒業しても友達だからね!!美嘉】 ありきたりの言葉だ。

本当はもっとたくさん言いたいことがある よ。

感謝すること、 伝えたいことがたくさんある。

だけどこんな小さなスペースじゃ 書ききれないんだ。

「????出来た~!!」

「ありがと??????達にも書いてもらおう!」 アルバムを抱え、

?????と???のもとへ向かった。

「?????~???~メッセージ書いて?」 教室中に響く大声で叫ぶ????。

「いいよ~」

「仕方ねぇな~↑」

美嘉も二人に向かって アルバムを渡した。

「仲間に入れてぇ?」

割り込む??。

「あっ、??も後でメッセージ書いてね!!」 美嘉の頼みに

??は嬉しそうに頷いた。

「ほら、書けたぞ。」 ?????からアルバムを受け取り、

それを??に渡す。

??はメッセージを書きながら小さい声で呟 いた。

「あとで????に話かける時、ついて来ても らっていいかなぁ…?」

不安げな??の顔。 その不安をどうにか取り除いてあげたいと

思い、舌を出して指で○を作ってみせた。

「はい、完成~?」 みんなが