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恋空 佚名 4691 字 3个月前

やっと高校を卒業してこれから新しいスタ

ートって時に…

これも優が言ってた大人になる試練なの? 大好きな人が離れて行くのはしょうがない

って諦め

大好きな人が決めたことだからって受け止 めなければならない。

それが

“大人”なのですか?

もしそれが

“本当の大人”なら 美嘉は大人になんかなりたくはないです…。

お姉ちゃんと????の言葉納得がいかない。

大好きな人が離れていくのを受け止められ るほど美嘉はまだ大人じゃないから…。

???????????

ポケットで響く振動に 走っていた足を止める。

着信:????

????… 今の状況で友達の存在はかなり大きい。

『もしもし?元気~?』 明るい声に

少しだけ気持ちが落ち着き始める。

『???…?ぃ…』 ついさっきまで全速力で走っていたため

に、 息が切れて声が出ない。

『ん?美嘉どうしたの?何かあった?』

美嘉は足を止めて、 まるで助けを求めるかのように話し始め た。

『あのね…親離婚で…家が…引っ越すの…』 さっきまでは走っていたおかげでどうにか

涙を堪えることが出来た。

しかし足を止めた今、

たまっていた涙が我慢していたぶんこぼれ 落ちる

『大丈夫!?今どこにいるの!?』

『うさぎ公園の前…』

『今行くから、そこにいて!絶対だよ!』 ????は美嘉の返事を聞かず一方的に電話を

切った

美嘉はうさぎ公園に入りブランコをゆっく りゆっくりとこいでいた。

「…美嘉!」

電話を切ってから 10 分も経たないうちに、 ????は走って公園に来た

汗をかいて、 息切れしながら…。

「????ぃ…」

「心配かけて!バカ!とりあえず私の家行 こう??????いるけど…」

????は美嘉の手を取り、ぎゅっと強く握り しめ

二人は????の家へと歩き始めた。

こんな時、 普通なら優に相談するよね…。

でもね、 出会った日優が話してくれたこと今でも覚 えてる

優の両親は離婚してるって。

美嘉が相談したら、 優が昔のことを思い出して悲しい想いをす るのが嫌だったの。

だから相談出来なかったんだ…。

「喉渇いたでしょ?私ジュース持って行く からドアに名前書いてあるから部屋入って ていいよ?」

????の家に到着。 階段を上がり、

“izumi”と書かれたプレートの掛かって いるドアに手をかけた。

「美嘉久しぶり。」 そう言えばさっき????が?????もいるって

言ってたっけ…。

「?????久しぶり。邪魔しちゃってごめん ね…」

「今ちょうどラブラブしてたのにな。…なー んて嘘だけど。暇してたし気にすんなって」

「お待たせ~!」 ????は両手がふさがっていたために足で部

屋のドアを開け、 コップに入ったいちごみるくを手渡してく れた。

「あ、ありがとぉ…」 ????はその場に座り、

テーブルにひじをつきながら問い掛ける。

「何があったの? 話して?」

…「何があったの? 話して?」

この言葉、 何度言ってもらったかな

いつもいつも話し聞いてもらってるね。 情けないね…。

ごめんね。

いつもいつも聞いてくれてありがとう。

「あのね、親離婚するかもしれない…お父さ んが仕事やめちゃって、最近お父さんとお 母さん毎日喧嘩ばっかりで…今住んでる家 ももう出て行かなきゃいけなくて…お姉ち ゃんはしょうがないって」

手に持ったいちごみるくを一口飲んだ。 甘いはずなのに

なんでしょっぱいんだろ

あぁ、そっか。 涙でしょっぱいんだ。 家族がバラバラになることって こんなに寂しいことなんだね。

????と?????はただただ頷いて聞いてくれ ていた

話をしながらも涙が止まらない。 そのうち泣き疲れてしまったのか、 いつの間にか眠りについてしまった…。

…浅い眠りだったのかもしれない。

寝ながら考えごとをしていた。

…と言うより、 暗闇に向かって何かを叫んでいる夢を見て いたのかもしれない。

お父さん お母さん

覚えていますか。

まだ小さい頃にね、

「美嘉はお父さんとお母さんどっちが好 き?」

こう問い掛けたことを。 あなたたちにしたら

冗談半分だったのかもしれない。

でもね、 美嘉は幼いながらも一週間考えて考えて… 食事も喉に通らないくらい悩んだ。

でも結局答えは出ませんでした。 両方大好きだから。 お父さんもお母さんも大好きだから… 選べなかったの。

お姉ちゃん 覚えていますか

一ヶ月くらいね、 あなたの部屋に布団を敷いて一緒に寝たこ とを。

その時期美嘉はすごく悩んでいたんだ。 でも誰にも相談出来なかった。

ただあなたと一緒の空間にいるだけで… 悩みなんて忘れることが出来たんだよ。

誰よりも一番信頼出来る人なんだ。

それくらいみんなのことが大好きなの。 離れたくないよ。

離れたくない。

これからも ずっとずっと一緒にいたいよ…。

ドタドタ… バタンッ

誰かが階段を上り、 激しくドアを開けた音で目を覚ました。

外はもう真っ暗。

泣きながら寝ちゃったんだ…。 あくびをしながら伸びをした時、

目の前に立ちはだかった黒くて大きな影。

口を開いて両手を伸ばしたたまま、 恐る恐る見上げた。

…優!? 優がなんでここにいるの?? 夢の続き…??

「行くで」 優は不機嫌そうな顔で美嘉を軽々と持ち上

げ、 そのまま階段を下りた。

状況が理解出来ずに????と?????に助けを 求める

唇をパクパク動かす二人

【が?ん?ば?れ】 二人の唇は確かにこう動いていた。

強引に助手席に乗せられ車は動き出した。

「なんでここに…??」 美嘉の問いに無視する優 それどころか

目すら合わせてくれない

こんなに機嫌悪い優を見るの初めてかも…。

車は優の家に到着し、 再び持ち上げられて部屋へと連れ去られ た。

壁に寄り掛かり、 体育座りをしてみる。

相変わらず何も話そうとはしない優。 テレビをつけてないから時計の音しか聞こ

えない

電気さえもつけていないから優の表情も見 えない

「優…電気つけないの??」

遠慮がちにそう呟くと 優は立ち上がりこっちへと向かって来た。

その反動で机に置いてあったリモコンが床 へと落ち、

不快な音が部屋中に響く

優は目の前に腰をおろした。 暗闇にだんだんと目が馴れてきた。

表情まではわからないけど態勢はうっすら 見える

見える優の姿 怖すぎ…。

いつものやさしい 大人な優ではない。

暗闇がさらに迫力を増している。

「ゆ…優??」 恐怖でおびえながら小声で言うと、

優は美嘉の両手首を掴み強く壁に押し付け た。

「…痛っっ!!」 その力はとても強くて、優は男なのだと改

めて実感してしまう。

…なんて、 今そんなことを実感している場合ではない けど。

優は痛がる美嘉を見て、少し力を弱めた。

「…なんで俺に言わへんの?」

「えっ??」

「俺には相談出来へん?俺じゃ頼りないん か?」

優が何を言っているのかよくわからない。 でも、

きっと美嘉が????と?????に相談したこと を、

すでに知っているように感じた。

「????ちゃんと?????から全部聞いたで」

やっぱり聞いたんだ。 家のこと…。

目は完全に暗闇に馴れ、表情も見えるよう になってきた。

鋭い目 怒りの顔。

普段優しい人が怒ると怖いってよく言うけ ど、

あながち嘘ではない。

優の顔を見ていたら何も言う勇気がなくな りそうだったので下を向いた。

「だって優の家離婚したから…思い出すか なぁと思って…」

手首を掴まれた手がゆっくりと離れ… 二人のおでこがくっつく

「アホか!同じ経験したことあるからこそ 話聞けるんやろ。」

「ごめん…」

「ったく…ほんまアホやな。だからほっとけ へんねん」

ため息をついて呆れた顔をしながらも きつくきつく抱きしめてくれた。

優の暖かい体温が 美嘉の不安や悲しみを少しづつ吸収してゆ く…。

さっきまで????の部屋で寝ていたはずなの に、

安心感からか再び睡魔が美嘉を襲う。

最近両親の喧嘩のせいで寝不足だったしな ぁ…

「こんなとこで寝たら風邪引くで」 優が抱っこしようとしてくれたが、

自ら立ち上がった。

「平気。自分で行く…」 手を繋いだままベッドへと向かった。 まだひんやりと冷たい布団に潜り込む。 それに続いて優も布団に入り、

右手を横に伸ばした。

美嘉はちょこちょこと優の右腕に移動し、 肩のあたりに頭を乗せた

優しく髪を撫でる優。

そのしぐさがとても心地良く、 嫌な出来事なんか全て忘れてしまいそう。

「優、ごめんね。」 優は髪を撫でる手を一度止め、

そしてまたすぐに撫で始めた。

「何がやねん」

なんで謝ってるのかなんて知ってるくせ に…

意地悪。

「優に相談しなかったことごめんなさい…」

「別にええよ。」 この口調

まだ少し怒ってるみたい

いや、 怒ってると言うよりスネている感じかな ぁ…。

「優おやすみのチュウは~??」 寝る前にはおやすみのキスをすることが、

二人にとって日課みたいなものだった。

「美嘉悪い子やったから今日はおあずけ な!」

そう言って頭を叩く優の表情に少し明るさ が戻ったような気がした。

しかしその表情もすぐに消えてしまい、 真面目な顔をしながらゆっくりと美嘉のほ うに体を向けてきた。

美嘉も腕枕をされたまま優のほうを向く。

向かい合わせになった二人。 優の吐息が美嘉の髪にやさしくかかり、

髪がふわっと揺れる。

美嘉の吐息が優の首もとにかかり、 えりがふわっと揺れる。

「美嘉はお母さんのどこが好きなん?」 突然の優の問いに、

少し戸惑いながらもお母さんの姿を思い出 しながら返事をした。

「あのね、料理が上手なところとすごい優 しいところと美嘉を支えてくれるところ…」

「ほなお父さんの好きなとこは?」

「怒ると怖いけど心配してくれるとこと か、どっかに連れて行ったりしてくれるし、 いつも美嘉を思ってくれるところ…」

「お姉ちゃんは?」

「喧嘩するけど相談のってくれて話聞いて くれて美嘉のこと1番わかってくれてると