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恋空 佚名 4606 字 3个月前

ト イレの水道水だけど、勘弁してくり

「サンキュウです?」

冷たいハンカチが頭の熱を吸いとり、 頭痛を治してゆく。

ある意味、 ??の優しさが治してくれたんだよね…。

??はおつまみを口に入れながら話し始め た。

「ってゆうかぁ~、実は美嘉っちに話があ るのだぁ~!!!!!!」

「話??」

「そーそー!!!!!!!!!今話しても大丈夫なりか ぁ!?!?」

「…大丈夫だけど??」

??はまだ少し残っていた美嘉のカルーアミ ルクを飲み干し、

「プハァ~」と息を吐いて話続けた。

「美嘉はぁ~??っちと親友なのです か!!??!!??」

怪しげな質問。 少しだけ考えてしまう。

「う~ん。親友…かなっ!!」 いろいろあったけど、

親友だと思うんだ。

なんだかんだでもう 3 年以上の付き合いだ し…

「そっかぁぁぁ。それならやっぱり~話し あるのだ!!!!!」

??が勿体ぶるので、 なんだか早く先を聞きたくなってしまう。

人間じらされると、 どうしても知りたくなるものだ。

「何!?何!?」

寝てた体をいきなり起こすと頭に乗っかっ ていたハンカチが床に落ちた。

いきなり起き上がったために再び頭がズキ

ーンと痛み始める。

??は自分の頭についていたピンクの花の髪 飾りをいじりながら話し始めた

「??っちねぇ~、美嘉と優先輩を別れさせ たがってるっぽいのだぁ~!!!!!!」

理解するのに、 しばらく時間が必要だ。

「……ぇえ!?」

「ぶっちゃけねぇ~美嘉がバイトあって?? と??が二人で部室行く時とかぁ~、??優さ んに~ベタベタしたりしてるの!!!!!!!」

??が… 優にベタベタ??

浮かんだのは??が優の腕を組んでいる姿。 一回だけ、

見たことがある光景。

「でっ、でも??には??ちゃんいるじゃ

ん!?」

頭痛などすっかり忘れ、落ちたハンカチを 拾いながら反論してみる。

「それがねぇ~??と??先輩うまくいってな ぃらしいよぉ~!!!!!!!!!!」

その時、 ????さんからのメールを思い出した。

いや、 でも????さんはフラれたって言ってたし…。

??は美嘉に顔を近付け、再び話続けた。

「??が美嘉と優先輩を別れさせよぅとして る理由はよくわからなぃんだけどねぇ…!!!!! 美嘉はなんかそんな雰囲気感じたことなぃ のぉ!?!?!?」

そう言えば… 受験の前日、

??と優が一緒にお守り買いに行ったんだよ ね。

??が大学で優さんを待ってて、

なんかヤキモキ焼かせたら好きな気持ちが 深まるとか適当なことを優に言ったんだっ け…。

あの時から美嘉と優を別れさせるつもりだ ったの??

…でも、 なんのために?

「よくわからないな…」

なんとなく説明するのが面倒だったのもあ り、

返事を濁した。

「そっかぁぁぁ!!!でも美嘉と優さんが好き 合ってるなら問題無しって感ぢだぁよね!!!!

??っちが何考えてんのかわからないけど ぉ~??、人の恋邪魔するやつはマジ勘弁だ し~!!!!!!」

確かに美嘉と優が別れなければそれで問題 ないけど…。

??だって、

美嘉と優を別れさせたいなんて冗談で言っ たのかもしれないよね。

一緒にお守り買いに行った時だって本当に 偶然会っただけかもしれないし

美嘉にヤキモキ焼かせようとしたのも本当 に好きって気持ちを深めようとしてくれた だけかもしれないし…。

まぁ、 考えてもしょうがない。

美嘉は話題を変えようとわざと明るい声で 話をふった。

「ま、いいや!!??ちゃ~ん???ちゃんは彼 氏とどうなの!?」

??は近くにあったマイクを手に取り、

マイクのスイッチを入れて嬉しそうに話し 始めた

「え~っ!!!!それ聞いちゃうぅ!?!???とダー リンのこと聞いちゃう!?!?」

明らかに話したがっているのが見え見え だ。

「うん、教えてよっ?」

わざとらしく耳に手をあてて言うと、 ??は立ち上がりマイクに向かって叫んだ。

「??はダーリン大好きだっちゃ~!!!!絶対結 婚するんだぁ~???大好きなのだ~!」

すごく幸せそうに話す??の姿を、 微笑みながら見ていた。

そして改めて思う。

“恋してる女の子は輝いている” と…。

それからまた普通の大学生活が始まった。

相変わらず週 3 回バイトに行き、 ??と普通に遊んだりもする。

暇が出来たら部室に行きみんなとわいわい 騒ぐ。

??は前と変わらず、 あまり学校にはこないけど…。

そして八月。 目が痛くなるほどの強い陽射し。

店頭に並ぶみずみずしいスイカ。

公園で遊ぶ楽しそうな子供達。 服装も半袖へと変わる。 今年も夏が来た!! 前期の授業が終わり、

待ちに待った夏休み。

大学の夏休みはなぜかとても長い。 二ヶ月間は…ある。

まぁ、 その分冬休みが短いんだけどね。

8 月 17 日に、

旅行サークルのメンバーで海へキャンプに 行く計画を立てていた。

今日は 8 月 10 日。 キャンプの一週間前だ。 今日は優とショッピングに来た。

キャンプに持っていく物を買いに来たの だ。

「ねぇねぇ、水着のコーナー行こう!?」

「おぉ~ええよ?」

大好きな夏…

それに優とデートするのが久し振りだから 自然に笑みがこぼれる。

最近はバイトもあるし、会えるとしたら部 室くらい…。

だからこうして外に出てデートをするのは かなり久しぶりなのだ!!

「ねーねーこれなんかどう!?」

黒のきわどい水着を手に取りはしゃぐ美 嘉。

「これ水着なん?下着かと思ったわ。美嘉 キューピー体型やからこんなセクシーなの 着たらやばいんちゃうん?」

「も~最低~!!」

水着を戻しスタスタと歩き出す美嘉を通り 越し、通せん坊をする優。

「ちょっと~邪魔~!!優なんて知らないか らっ!!」

「嘘やって。他の男に美嘉の体見せたくな いねん!これ買ったるから許してや?美嘉ど うせ泳げへんのやろ?!」

優はハイビスカスのついた浮輪を指さして いる。

泳げないこと秘密にしてたのに。 去年毎日のように海行ってた時も、

波打ちぎわか砂浜あたりで遊んだりしてご まかしてたのにぃ…

優にはなんでもバレバレなんだ。

「ビーチボールもおまけにつけてくれたら 許す~??」

甘えながら抱き付いてお願いする美嘉に、 優はやれやれと言いたげな表情を見せた。

「…ったくしゃあないな~じゃあビーチボ

ールつけたるよ!」

水着を選び、

浮輪とビーチボールを買ってもらって満足 しながら家まで送ってもらった

「また近いうちな??」 一度車のドアに手をかけたが、

なかなか開けることが出来なかった。

久し振りに会ったから… もっと一緒にいたいな。

ドアを開けてしまったら帰らなくてはなら なくなるし、 キャンプまで優に会えないかもしれない。

「部屋…来る??」

うつむきながら小声で大胆なことを呟いて みる。

「ん?なんやて?」

車に鳴り響く cd の音が、美嘉の声を消し てしまったようだ。

ただでさえ照れくさいのに二回も言うハメ になるなんて…。

あ~、もう!!

「…優ともっと一緒にいたいから、部屋行こ うっ!!」

意地をはってもどうにもならないし、 ここは素直になろうと決めた。 ある意味開き直り…。

でもちょっと素直になりすぎたかなぁ…。

ドキドキしながら優の返事を待っている、 乙女な自分。

車のエンジンが止まる。

「ええの?俺も美嘉と一緒にいたい」

欲しかったセリフに一安心し、 仲良く手を繋いで部屋に向かった。

階段を上がり、 部屋の前に行く。

その時、

ドアノブに白い紙袋がかけられているのに 気が付いた。

なんの不安もなく、 紙袋の中身を確認してみる。

紙袋の中に入っていたのは、 たくさんの入浴剤と石鹸

ラベンダーの香り ローズの香り ゆずの香りの入浴剤。

牛乳石鹸

ピンクでハート形の石鹸お花の香りの石 鹸。

「紙袋何入ってるん?」 優が覗き込んで

紙袋の中身を確認する。

「わかんない…ドアノブにかかってたぁ。」

「親が置いて行ってくれたんちゃうん?」

「えーそれにしては手紙とか入ってない し、なんかやだなぁ~…」

紙袋からハート形の石鹸を一つ取り出し、 マンションの廊下についている電気にかざ

した。

不安げな美嘉の態度に気付いたのか、

優は持っていた石鹸を奪い再び紙袋にしま い、

そしてその紙袋を遠くに蹴り飛ばした。

「気にせんでもええよ。きっと間違えやっ て!」

その紙袋を横目で気にしながら、 冷静を装い部屋の鍵を開けた。

部屋に入るとその紙袋のことなんかどうで も良くなって…

心は久し振りに優と会えた嬉しさでいっぱ いだ。

「ゆぅ~~!!」 床に座っている優に、

後ろからだっこちゃん人形のように抱き付 く。

「甘えん坊美嘉~かわええな?」

優が体を横に揺らすと 美嘉の体も一緒に揺れた

「会いたかったぁ~!!優好きぃ~??」

顔を見てたら恥ずかしくてなかなか言えな いけど

見なければ素直に言える

優の広い背中にくっつき優の体温を感じて いた。

「残念。俺のほうが好きやし!」

優はどんな顔でそのセリフを言ってるんだ ろう…

背中から優の鼓動が伝わってくる。 お互いの鼓動が

一つになって響く。

「美嘉のほうが好きだも~ん!!」

「い~や俺やって?」

「絶対美嘉だし~!!」

「俺の気持ちには勝てへんわ!」

優といるとね、 ドキドキするんだけど落ち着くの。

優の口から過去を話してくれるの、 ずっと待ってるから。

8 月 17 日のキャンプ。 旅行とは言えないかもしれないけど、

優とどこか遠い場所に行って一泊するの初 めてだからすごく楽しみなんだよ…??

しかも二人が始まった海だしね!! あ~、

早く 8 月 17 日にならないかなぁ…。

━8 月 16 日 キャンプ前日。

バイト先にも旅行へ行くと連絡して、

今日と明日と明後日の三日間休