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恋空 佚名 4582 字 4个月前

今日の天気は 雨上がりの晴天。

バスに乗って 優の家に向かう。

指輪どうなったかな。 昨日は雨と風が強かったから

飛んで行ったのかな。

優が拾ったのかな??

わからないけど、 探したりしない。

エレベーターに乗り、

優の部屋に向かった。 ポケットから合い鍵を出し鍵を開ける。

静かに靴を脱いで部屋にはいった。

…ベッドで寝ている優。 背を向けているから

顔は見えない。

薄暗い部屋。 カーテンも 閉まったまま。

朝送ったメールまだ見てないのかな??

もし今優が起きてしまったとして美嘉が部 屋にいたら、

嫌な思いをするだろう。

物音をたてないよう 静かに荷物をつめる。

部屋の隅に追いやられたハイビスカス柄の 浮輪やサンタクロースの衣裳。

夏も冬もたくさんの季節を一緒に過ごした ことを物語っている。

テーブルの上には花瓶が倒れたまま枯れて しまったかすみ草と、 袋に入ったままの二つのプリン。

この部屋でたくさんの時間を過ごした。 二人だけの時間を

過ごした。

ここでたくさんの試練を乗り越えたね。

たくさん笑ったね。 たくさん泣いたね。

出て行く美嘉より残される優のほうが 何倍も辛いんだ。

いつか優が美嘉のことを恨んでしまう日が 来るかもしれない。

それでもいいの。 いいんだ。

美嘉は優を傷つけてしまったんだから…。

ずっと待っててくれた優を手放してしまっ たんだから。

…当然の報い。

でもね、

美嘉は何があってもこの部屋で過ごしたこ とを

忘れないよ。

絶対絶対、 忘れないよ。

背を向けて寝ている 優の背中。

そう言えば優の背中を見ることって あまりなかったな。

優はいつも美嘉の横にいてくれてたもん ね。

横にいて 一緒に笑ってくれてたもんね…。

床に座り、

優の背中を見ながら起こさないよう小さな 声で話しかけた。

「優…優のこと好きだったよ。大好きだった よ。元彼の代わりとか、そんなんじゃない。 優っていう一人の人が好きだったの。優と 過ごしてた時間は本当に楽しかった。だけ どね、それより大切なことに気付いちゃっ たの…あの人を助けてあげたい。一緒にいた いの。好きなの。優…傷つけて本当にごめん

なさい…」

持っていた優の上着を ギュッと抱きしめた。

優の香りをかぐのは これで最後だね。

抱きしめた上着は涙で丸い染みがつき… 上着をたたんで

優の枕元にそっと置き、 部屋を出た。

合い鍵で鍵を閉め、 ポストの中に入れる。

ドアに向かって深く頭を下げマンションを 出た。

その時…

「…美嘉!」 上から呼ばれた声で

顔を見上げる。

太陽がちょうど雲で隠れていたおかげで ハッキリと見える。

……優。

部屋のベランダから体を乗り出している 優。

優… 本当は起きてたんだ。

全部聞いてたんだ。 胸が苦しい。

息がつまる。 言葉が出ない。

立ち尽くす美嘉。 優は大きな声で叫ぶ。

「美嘉、俺待っとるからな。ずっとずーー

ーっと待っとるから!辛くなったり寂しく なった時は、俺の所に来な。いつでも待っ とるから!」

優は最後まで やさしいね。

どうしてそんなに 優しいんだろ。

こんな美嘉のために どうして…。

優にはもっと いい人がいるよ。 幸せになれるよ。

「俺いつかまた美嘉のしょっぱいケーキ食 べれる日夢見とるから!」

生クリームの塩と砂糖間違えたの 気付いてたんだ。

知ってて全部食べてくれたんだ。 優…。

優に向かってあっかんべーをすると、 優は美嘉に向かってピースをした。

「俺、美嘉の笑顔が1番好きやで!」 ぽろぽろと流れ出る涙。

自然にぽろぽろと…。

「ピース返しせぇ!」

両手でピースを返す。 涙を流しながらも

笑顔で…。

優。 ピースのおまじない きいたよ。

ピースの一つ目の意味。 今笑顔になれた。

ピースの二つ目の意味。 優が幸せに

なれますように…。

大きな荷物を持って 歩き始めた。

そんな中途半端な考え持ってたら。

第二十一章 大きな壁

それから毎日 病院へお見舞いに行った

しかしテストがあるので大学に行かなけれ ばならない。

授業をあまり出ていないから、

テストを受けないと卒業留年になっちゃう かもしれないんだ…。

本当はまだ大学に行くのは気が重い…。

実家から学校への距離は遠く、

まだ空が明るくなったばかりの時間にバス で学校へ向かう。

どんなに悩んでもお腹は減るし、 どんなに胸を痛めても朝は来る。

不思議だね。

大学では相変わらずたくさんの人がいて、 楽しそうな笑い声が響いて…

きっとみんなそれぞれ 心に傷を負ったりしてるんだよね。

優に似た人を見ると 心臓がドキッとする。

今は会わないほうがいいと思うの。 お互いのために…。

ねぇ、

いつか普通に笑って挨拶くらい出来る日が 来るのかな??

ダメだよね。

でも、 想うくらいなら許されるよね…??

教室のドアを開けた。

「あ~!おはよぉ美嘉学校来ないんだもん。 メール返してくれないし!」

「??~おはよ。」

「聞いて聞いて~!あたし彼氏出来た?」

??は??ちゃんを 忘れられたみたいだ。

「??彼氏出来たんだ~。おめでと!!今度紹 介してね?」

??の隣に座っていた?????が、 心配そうに声をかけてきた。

「美嘉何かあったか?」 態度に出てたかな。

元気ないように見えるかな?? しっかりしなきゃ。

気持ちのささいな変化って

女の子より男の子のほうが意外と気付くも のなのかもしれない。

「うん、ちょっとね!!それより?????も久 しぶり!!」

わざと返事を濁した。

優と別れたことは、

近いうちにみんなに言うつもり。

「美嘉~????ちゃんホームヘルパーの資格 とれたってぇ?」

鉛筆をくるくると回しながら言う??。

いつの間にかみんな 前に進み始めてるんだ。

「さすが????だね!!」

「今日テスト終わったら久しぶりに????呼 んでみんなで昼飯食べねぇ?」

?????の提案に??が喜ぶ

「あーそれいい?そうしよ!楽しみだね美嘉

?」

美嘉は無理に笑って 頷いた。

?????はそんな美嘉の顔を何か言いたげな 表情で見つめていた。

久しぶりにみんなで集まれるのは嬉しい。 でもあんまり大学にいたくないな…。

?????? ??????

テストの終わりを告げるチャイムが鳴る。 勉強してないから、

結果は言うまでもない。

「俺???学食に呼ぶから??は????呼んで。」

「了解?」

電話をかけ始める二人。

最初に電話を終えた?????に疑問を投げ掛 けた。

「ねぇ、??は??」

「あいつ最近また学校来ないんだよな。?? が連絡しても返事来ないって言ってたし。」

??… 学校来てないんだ。

そう言えばクリスマスにメール来てから連 絡とってないな。

テストにも来ないなんて…。 近々連絡してみよう。

学食へ行くと、 ????と???がすでに待っていた。

「美嘉~久しぶり!」 ????が美嘉に抱き付く。

「????~会いたかったよ~…」

「あたしはあたしは?」 話に割り込む??。

「??は結構会ってるから別にいい?」

????が冷たく答えると、 ??は泣きマネを始めた。

「あ~ひどいひどい~。美嘉はあたしに会 えて嬉しい?!」

「美嘉も~…??は別にいいかな!!」

「美嘉までひど~い!え~ん…」

悲しむ??を見て、 美嘉と????は声をそろえた。

「嘘っ!冗談だよ??」

「ったくお前らは相変わらずだなぁ~。」

椅子に座り煙草の煙を吐き出しながら低い 声でボソッと呟いたのは、

???だ。

ギャル男から一転、

薄くヒゲなんか生やしたりなんかしてワイ ルド系なっている。

???に何があった…??

「ねぇ~???どうしたの??」 小さい声で????に耳打ちする。

「なんかね、今度は彼女に渋い男が好きだ って言われたみたい!」

ニヤニヤと笑いながら答える????。

「???タバコなんか吸ってなかったよ ね!?」

「あぁ、あれはふかしてるだけ!肺には入 れてないよ!」

…相変わらず単純だな。

「ねー、お腹減ったよ。早くご飯買いに行 こ?」

??の一声でみんなは昼食を買いに歩き出し た。

今日は何食べようかな。 ハンバーグカレーにしようっと!!

久しぶりの学食だもん。やっぱり安くて経 済的だね!!

ハンバーグカレーを注文し、 テーブルまで運ぶ。

「いっただっきます?」

五人は丸いテーブルを囲み昼食を食べ始め た。

「??の彼氏ってどんな人??」 福神漬をポリポリと噛みながら、

??に問い掛ける。

??は待ってました!

と言わんばかりに目を輝かせながら答え た。

「えっとね~中学からの友達の紹介で知り 合ったんだけど、同じ歳なんだよねぇ?」

「ラブラブなの??」 冷やかしたような言い方で聞くと、

??は箸を止めてそれはもうとびきりの笑顔

で答えた。

「当然?毎日ラ~ブラブ!デートもしまくり

?」

??、 幸せそう。

ちょっとだけ、 羨ましいな。

ヒロは入院生活を送っているから、 デートは出来ない。

だからデート出来る??を少しだけ妬んでし まったんだ…。

最低な考え。

…いつかヒロが元気になってデート出来る 日が来るまで

楽しみに待とう。

「美嘉は優さんと相変わらずラブラブ か?」

???からの突然の問いに 言葉がつまる。

「あ…えっと…」

優と別れたことはいづれ話すつもりだっ た。

しかしあまりに突然だったので、 何て答えればいいのかわからない。

「喧嘩でもしたの~?」 ????が美嘉の顔を心配そうに覗き込んだ時

目からはなぜか涙がこぼれ落ちて ハンバーグカレーの上にポトリと落ちた。

また、

泣き虫になっちゃっ