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恋空 佚名 4735 字 3个月前

る。 さっき目の前を横切ったあの鳥は

どこにもいない。

もくもくと流れる 白い雲。

その瞬間、 雲間から太陽がピカッと顔を出した。

目を閉じてしまいたくなるくらいの眩し さ。

でもね、 美嘉は見たんだ。

雲間から覗いたその眩しい太陽の向こう に、

赤ちゃんを抱いたヒロの姿を…。

【美嘉… おまえは生きろ!】

幻聴かもしれない。 だけどね、 そう聞こえたの。

二人はね、 すごく幸せそうに笑っていたんだよ。

守ってくれる手は もうない。

優しく頭を撫でてくれる手はもうない。

ヒロがいないと生きていけないと思ってい た。

ヒロがいなくなった今…それでも生きてい くしかないの??

まだね、 ヒロがどこかにいるような気がするの。

振り向けばいる… そんな気がするの。

もういないのは わかってる。

でもそう思わないと心が壊れちゃいそうな んだ。

風がフワッと吹き、

かばんの上に置いたままのノートがぺらぺ らと開いた。

飛び込もうとした足を止め、 立ち上がってノートを手に取る。

ノートを握ったまま、 再び草に腰を降ろした。

このノートを見たら、 もっと苦しくなるかもしれない。

だけどヒロが見ろって言ってる… そんな気がするから。

ノートの 1 ページを めくる、

鉛筆で書かれた 雑な文字。

━2001 年 5 月 13 日━ 俺は今日癌だと告知された。

最初の一行を読んですぐにノートを閉じ た。

…これは

ヒロが癌を告知された日から書かれた日 記。

胸の鼓動が早まる。 読みたくない。 だけど読まなくちゃ… ヒロの日記。

ヒロが生きていた記録を読まなくちゃ…。

━2001 年 5 月 13 日━ 俺は今日癌だと告知された。

病名は悪性リンパ腫。

最近喉が痛いと思って病院に行ったら癌だ ったとは…。

だから今日から俺は日記を書くことにす る。

俺が死ぬまで書く。

卒業するまで入院は嫌だったので通院する ことにする。治療が始まる。

━5 月 14 日━

クラスのダチから美嘉と????がキスしたと 聞いた。 ????の気持ちはなんとなく気付いていた。

だけど美嘉が俺に言ってくんなかったのが すごく悲しい

━5 月 15 日━ 美嘉に別れようとメールした。

本当は別れたくない。 だけど俺は長くは生きられないから。

でもやっぱり美嘉のことが好きだから、夜 中会いに行ってしまった。 やっぱり別れたくないと思った。

━5 月 18 日━ ずっと考えている。

自分の気持ちを貫くか、美嘉の幸せを願う か。

俺はどうしたらいいのだろうか。 今日病院へ行った。

━5 月 23 日━ 最低だ。

今日地元のダチとシ?ナー吸って、記憶が戻 った時美嘉が部屋にいて襲われそうになっ てた。

助けてやりたかった。

でも美嘉が俺を嫌いになって振ってくれた ら1番いいのかもしれないと思い俺は近く にいた女を襲った。 今思えばこんなやり方最低だ。

━5 月 24 日━ 美嘉と別れることを決めた。

最低な俺に美嘉を守る資格はない。

いつかいなくなるかもしれない俺は、美嘉 と付き合う資格はない。

━6 月 1 日━ 美嘉が俺んちに来てくれた。

正直嬉しかった。 でも俺は嫌われなければならない。 俺の命令聞けって言ったらマジで聞いた。 聞いてんじゃねーよ。

最低だって殴れよ。

もう嫌いだって言えよ。美嘉が根性焼きを した時手首の傷が見えた。 やっぱり俺は別れる。 美嘉をたくさん傷つけてしまった。 夜美嘉からメールが来た

川原へ行くべきか行かないべきか…

━6 月 2 日━ 川原へ言ってしまった。

マジで最低だ。 別れたくねぇ

だけど、寂しがり屋の美嘉をいつか一人に することはできない

俺なんかといて楽しそうな美嘉を見て苦し かった

美嘉、ごめんな。 マジでごめんな。

━6 月 3 日━ ずっと友達だった???から告白される。

美嘉が俺を嫌いになるいい機会かもしれな い。

付き合うことにした。 病院へ行く。治療が辛い

━6 月 6 日━ 美嘉を見た。

俺は自転車の後ろに???を乗せて横切った。 美嘉ごめんな

━6 月 9 日━

今日美嘉と男が話していた。

美嘉にメールを送った。彼氏ではないらし い。

中途半端なことをしてしまった

━6 月 15 日━ ???と別れた。

あいつに他に男がいるのはなんとなく知っ てた。治療でいらいらしてたこともあって 美嘉が悪くないのはわかってるのに八つ当 たりしてしまった。

俺は今でも…

━6 月 27 日━

美嘉が風邪で休んでいると????から聞い た。

あいつ体弱いから心配だ

━8 月 12 日━

突然美嘉に会いたくなって電話をしたけど 繋がらなかった。 番号を変えてしまったのか…

━9 月 9 日━ 病院。

これで何回目なのか。 卒業まで入院はしたくない。 少しでも長く美嘉の顔を見ていたい。

━10 月 17 日━ 学校祭。

美嘉がステージでよく二人で聞いていた曲

を歌っていた。 偶然か…少し期待してしまう。 俺も廊下で歌った。 美嘉に届くわけねぇのに

喉の痛み悪化。 病院へ行く。

━10 月 27 日━ ????って女に告白される 確か美嘉の友達。

ずるい考えかもしれねーけど少しでも美嘉

の近くにいたい。

俺は好きな人がいると断ったが、それでも いいと言われたので付き合うことにした。 ????には俺から告ったことにした。 また美嘉を傷つけることになる。 でも俺は美嘉に忘れられたくはない。 最低な男だ

━11 月 12 日━ 修学旅行。

つまんねぇ。 全然つまんねぇ。 美嘉と回りたかった。

━11 月 26 日━ 最近具合悪い。

ほぼ毎日病院へ行ってる

疲れた。 美嘉は風邪引いてねぇかな

━12 月 14 日━ 補習だ。

美嘉もいる。 勇気を出して手紙を投げた。 帰りに幸せにって言われた。 追い掛けたかった。 でも俺には出来ない 美嘉は俺のこともう嫌いになったよな

━12 月 24 日━

クリスマスイブ。 ????の誘いを断る。 手袋とお菓子を買いだめする。

60 歳のぶんまで買った。そんなに生きれね ぇだろうけど

お参りに行った。

美嘉は来てないみたいだ。俺のこと嫌いに なったから来ないのかも

━2002 年 1 月 1 日━ 年が明けた。

俺は今年も生きられるのだろうか。

━2 月 5 日━ 病院が辛い。

入院することになるかも

━3 月 22 日━ 足にできものが出来る。

━4 月 15 日━

学校で進路を聞かれる。俺は卒業と同時に 入院。 専門学校に行きたかったけどしかたねぇ

━6 月 2 日━ 美嘉と別れて一年。

意味もなく川原へ行く

━8 月 23 日━ 暑い。

病院行くのだりぃ。

━9 月 21 日━ 美嘉が校門の前で男と話してるのを見た。

彼氏か? でもこれで良かったんだよな。

あの男が美嘉を幸せにしてくれることを願 う

でも少し寂しい

━10月2 日━

美嘉は k 大学に行くと????から聞いた。 やっぱり専門学校ではなかった。

━10 月 18 日━ 薬の副作用か、 髪が抜ける

笑える かっこわりぃ

━11月2 日━ ????と別れた。

あいつが赤ちゃんの写真捨てろってうるせ

ーから喧嘩した

美嘉に近付くために利用した俺も悪かっ た。

━12 月 24 日━ 美嘉に会う。

嬉しかった。 美嘉を抱きしめたかった

病気のことを話してしまいそうになった 弱い

美嘉も赤ちゃんを忘れてなかったのが嬉し い

━2003 年 1 月 15 日━

おそらくもうすぐ美嘉は受験だろう。 受かればいいけど

━2 月 27 日━ 今日は卒業式の練習。

入院の準備のためサボる

━3 月 1 日━ 卒業式。

美嘉が話かけてくれた。俺はまた病気のこ とを言ってしまいそうになった。 指輪を返された。

もう完璧に終わりだ。 俺はまだ好きなのに…

━3 月 2 日━

卒アルを見たら美嘉とうつっている写真が 載っていた。

嬉しかった。 未練がましい。 明日から入院だ。

赤ちゃんの写真、そしてこの日記を持って 行く。

━4 月 20 日━ 家に帰りたい。

━5 月 6 日━ もう死んでもいいかも

━7 月 18 日━ 病院食がまずい。

美嘉はにんじん食べられるようになった か?

━9 月 20 日━ あ~焼肉食いてぇ

━9 月 25 日━ やっぱり寿司が食いてぇ

━10 月 22 日━ 俺はこのままだらだら生きるのか。

意味があるのか。

━11月4 日━

髪はもう生えねぇのか?美嘉は風邪引いて ねぇかな

━11 月 20 日━ できものが痛む。

体重がかなり痩せてしまった

━12 月 12 日━ 雪がすごい。

外に出たい。

━12 月 24 日━ ????にお参りを頼む。

行けない自分が情けない美嘉は来るのだろ うか

━12 月 27 日━

今日信じられないことが起きた。 美嘉が病院来た。 ????に聞いたのか? 夢かと思った。

美嘉の指には指輪があり幸せそうで良かっ た

本当は少し苦しい

━2004 年 1 月 10 日━

美嘉はもう来るはずないのに、待ってしま う

━1 月 22 日━ 美嘉が来た日から頭から美嘉が離れない。

どうしたらいいのか

━2 月 4 日━ 俺は決めた。

美嘉に気持ちを伝える。俺がもうすぐいな くなっても、俺は伝える。 後悔して死にたくない。????に頼む

━2 月 9 日━

美嘉に気持ちを伝えた。美嘉は戻って来て くれた

もう長くないかもしれない俺は美嘉を悲し ませるかもしれない。 それでも一緒にいたい わがままなのはわかる でももう離したくない

絶対治してみせる

━2 月 10 日━

あれから美嘉は毎日お見舞いに来てくれ

る。 嬉しい

前までは死んでもいいと思ってた でも今は死にたくねぇ

━2 月 13 日━

テストの帰り美嘉が来る。こんな俺でもい いって言ってくれた。嬉しかった

━2 月 14 日━ 美嘉にチョコを貰う。

うまい

━3 月 14 日━ 美嘉に飴をあげたら喜んでた。

嬉しい